アクチュアリー 就活 まとめ

自分が経験したアクチュアリー就活について書いてます

アクチュアリー試験 勉強法など

 

 

 

 

今回はアクチュアリー試験について書いていきたいと思います。

自分も大学時代から受けているのでその経験などを書いていきたいと思います。

 

まず試験についてです。

これは調べたらわかるのですが、まとめておきます。

アクチュアリーになるにはまず基礎科目5つ(数学、損保数理、生保数理、年金数理、会計経済投資理論)を合格後、準会員となりその後専門科目2つ(生保1,2or損保1,2or年金1,2)に合格することで晴れて正会員となります。

基礎科目はしっかり教科書に沿って勉強していればまず大丈夫です。専門科目は多くの人が保険会社などに入社後に実務を通して学んでいき合格することが多いです。専門科目も教科書はありますが、それだけでの合格は難しいようです。ただ合格する人がいないわけではないので、自信のある人は頑張ってください。

正会員になるまでに平均7、8年と言いますが実際インターンなどで出会った社員の方などの話を聞くと4、5年程度で受かり切る人が多い印象でした。

 

試験資格は大学卒業が基本です。ですが単位などの条件が揃っていれば3年生の時から受験可能です。ただ普通に過ごしていれば3年生になれば受けられるはずです。

申し込みは7月だか8月頃にあります。この時5科目のうち何受けるかを決める必要があります。よって半年後までしっかり勉強して臨める態勢になりそうな科目を申し込まないと受験料が無駄になります。

そのようなことを考えずに申し込む人が多いようで実際の試験会場では2割くらいは最初からいないです。とりあえず申し込んでおけば勉強するだろうというのでは甘いです。受けてもきっと受からないと思います。

 

試験日程としては12月の8日頃に3日間あります。時間割は1日目が数学。2日目は損保数理と生保数理。3日目は年金数理、会計経済投資理論です。

最初の年は数学を受ける人が多いと思うので悩んだらまず数学を受けましょう。

 

合格発表は2月中旬とは言っていますが毎年のようにバレンタインデーです。なのでアクチュアリー志望の人はバレンタインデーにいつも違う意味でドキドキしています。

 

ここからは勉強法について書いていきたいと思います。

細かくは今後書いていきたいと思います。ここでは自分や周りの人が使っていた教材やどうやって勉強していたかを簡単に書いておきます。

数学

これはとりあえず教科書はなくても大丈夫です。参考書としてアクチュアリー試験のストラテジーとかいうタイトルの本がおすすめです。

これを一冊公式などを覚えておけばほぼ合格できると思います。

問題演習はアクチュアリー受験研究会の過去問まとめを繰り返し解けばいいです。もし時間がなければアクチュアリー会の過去問を見て解法を見るということを繰り返せばパターン化して覚えられます。

 

生保数理

これはむしろ教科書がマストです。生保はかなり確立した分野でもうそんなに変わる部分がないので教科書をしっかり覚えておけば試験問題で新しいものに出会うようなことは無いと思います。

過去問は20年分やれたらいいと思いますが10年とかでも十分です。そのかわり教科書の章末問題はチェックしておくと毎年1問くらいはそこから出るので得します。

 

損保数理

損保に関しては近年で何度も教科書が改訂されたり試験範囲が広がったりしているので、対策が難しい科目です。基本的なことは教科書や損保の有名や損保版のストラテジーで確認したらいいと思います。試験範囲が広がった直後の試験ではいつも広がった範囲からは基本的なことしか出ないので、定義を確認し最低限の項目をチェックしておけば大丈夫です。

過去問はあまり古いと試験範囲に合ってなかったりするので、平成23年度あたりから何度かやっておけば大丈夫だと思います。試験範囲に入って浅い分野は教科書の章末問題を演習しておけば十分でしょう。

 

年金数理

これは何とも言い難い科目です。信託銀行に勤めている人にとっては勉強しなくても受かるような試験のようですが、初心者にとっては文字が多く理解のしにくい科目だと思います。とりあえずは生保と一緒に勉強するのがいいと思います。年金は年によって難易度に差があるので後は運任せです。(高い年では40%超えています)年金アクチュアリー にならなければ今後年金に関わらないので、受かればこっちのものです。

 

会計経済投資理論(KKT)

これは3科目が一つになっているので試験範囲だけで考えたら一番広いです。また、他の科目は全て理系的な科目ですが会計だけはそうではないのでとても厄介です。それにも関わらず会計の教科書は毎年改訂されるので一度で受からないと教科書が山積みになっていきます。

経済は高校生レベルなのでサクッとやればいいと思います。

投資理論、これは近年難化はしているものの配点が半分にあたるので重点的に勉強しておかなければなりません。難化しているもののパターンが決まった問題が多いのでそのような問題は落とすことのないように過去問演習を繰り返しましょう。

 

 

以上のようにどの科目でも過去問演習が重要になります。もし問題を見たことない人がいればアクチュアリー会のホームページに何十年分もの過去問が無料で公開されているので、ぜひ一度見てみてください。

 

今回はここまでで、次回は何か思いついたことを適当に書いていきます。